この記事では、自宅で美味しく安全な水を飲むために必要な「浄水器」の種類やそれに使用するフィルターの種類についてまとめました。
そろそろ暑くなってきましたね。お子さんのいらっしゃるご自宅では、夏に家でかき氷を作るというご家庭も多いのではないでしょうか?
かき氷で使う氷もご自宅で作る方も多いかと思いますが、水道水をそのまま使うにも怖いし…。
かといってミネラルウォーターを毎回買うと嵩みますよね。けども、安全の為になんとかしたい…!
そんなときにあると便利なのが「浄水器」ですね。
浄水器は、蛇口につけるタイプ、据え置きのタイプ、ポット型等といろいろな種類があります。
今日は、そんな「浄水器」についてご紹介させて頂きます♪
目次
浄水器の交換はなぜ必要なのか?
まず、浄水器とは、水道水に残る塩素や有機物などを取り除いてくれる器具の事を言います。
では、浄水器のカードリッジを1度通すことで、水道水から塩素や有機物を取り除いています。
なお、カードリッジの中には、フィルターと呼ばれる水をろ過する膜が内蔵されています。
このフィルターを通ることによって、塩素や有機物である不純物と呼ばれるものが取り除かれ、綺麗な水になって出てくるんですね。
しかし、このフィルターは永遠に使えるわけではありません。
フィルターも不純物を通すことで、徐々に汚れていき、効果が低下していきます。
そして、最終的にはフィルターが目詰まりして、フィルターを通れる水の量が減り、水が逆流する理由の一つにもなります。
交換しないでおくと、浄水器を利用する意味がなくなってしまうんですね。
浄水器を使ってきれいな水を飲みたいのに、結局綺麗な水が飲めない上、水の出が悪いんじゃ意味がないですよね。
以上の理由から、浄水器のカートリッジは定期的に交換する必要があるんですね。
浄水器フィルターを再生してエコに美味しい水を飲む方法はある?
浄水器のフィルターは、物にもよりますが3ヵ月程度の間隔で交換する必要があります。
カートリッジは種類にもよりますが、安いものでも2,000円で、高いもので8,000円近くするものもあります。
大体3本セット等がほとんどなので、1本2500円程度ですが、それでも安いとは言えないお値段ですよね。
そんなフィルターを出来るだけ最低限の出費に抑えてエコに美味しい水を飲みたいッ!と思う方も多いと思います。
でもフィルターの再生方法なんてあるの?と思いますよね。
私もフィルターは汚れてしまったら、下手な事をすると更に汚れてしまうのではと思っていました。
フィルターの再生方法はあるにはありますが、あまりオススメはできません。
理由として、正式に安全が保証されていると証明はされていません。
確証がないからというのもありますね。
再生されたという気になって、使っていたけど実は再生されていなくてというパターンもありますし、何より目に見えるものではないので安全とはいえません。
それに、再生できるタイプのフィルターとできないフィルターがあります。
よくインターネットで拝見するのはブリタの浄水器のフィルターの再生方法ですね。
しかし、これも正式に保証されているものではないので難しい所ですね…。
確かに、フィルターを再生すれば低コストでエコに美味しい水を飲む事が出来る!のかもしれませんが、私は素直にフィルターの購入・交換をオススメします!
特に小さなお子さんがいるご家庭はやり方を間違えればお子さんがその水を飲むことによって体調不良などを起こす可能性もあるので、ちゃんとフィルターを購入して交換する方がいいですね。
浄水器フィルターの種類と選び方
浄水器で使われているフィルターには複数の種類が存在しますが、1種類のフィルターだけでは全ての不純物を除去するのは不可能です。
なので、今では複数の種類のフィルターを使用するものがほとんどです。
これから浄水器を買う方、現在使っている方もわかりやすいように、どんな種類があるのかご紹介させて頂きます♪
フィルターの種類「活性炭」
活性炭とは、樹木やヤシ殻、石炭などを高温処理したもので【炭素を主な成分】としています。
普通の炭でもいいんじゃないの?と思いますが、普通の炭と違い、微細で多数の穴が空いているのでそこに不純物や有機物質を吸着する役割を持っています。
フィルターの種類「精密ろ過膜」
孔の大きさがとても精密になっている膜のことです。
その孔の大きさが50ナノメートルから10マクロンメートルの膜の事ですが、ナノメートルとかマクロンメートルとか言われても全然わからないですよね。(笑)
ナノメートルは1ミリメートルの百万分の一ですが、いまいちイメージがつきませんよね。ものすごく小さい孔だと思っていただければと思います。
フィルターの種類「逆浸透膜」
逆浸透膜は水分子だけが透過(とうか)できる特殊な膜で、不純物を通さないことでろ過する事ができます。
水しか通れない特殊な膜だと思えば解り易いですね。
もっと種類はありますが、大体こういった色んな効果を持つフィルターを複数組み合わせることで綺麗な水を保っているんですね。
では浄水器の種類はどんなものがあるのでしょうか?
蛇口直結型浄水器
よくホームセンターやスーパーなどで売られている浄水器はこのタイプも多いのではないでしょうか?
蛇口に直接付けるタイプですね。
蛇口直結型の利点は初期費用がほとんどかからない事と、取り付けに工事が必要なく取り付ける事ができ手軽です。
ただ、小型な分カートリッジが小さいのでフィルターの交換時期が早いのが難点ですね。
据え置き型浄水器
据え置き型はそのまま、キッチン等に置いて使うタイプですね。
ろ過機能がとても高く水は美味しく感じられると思います。
浄水だけではなく、整水もしてくれるタイプもあるので浄水・原水・アルカリイオン水などの切り替えが出来るのも魅力の1つですね。
大きい分カートリッジの寿命も長く、交換時期が1年程の商品がほとんどです。
ただ、据え置き型は置くスペースが必要なのと初期費用コストがかかる所が難点です。
ポット型浄水器
ポット型はその名の通り、お茶入れのようなポットにフィルターがついているタイプです。
コストもほとんどかからず、場所もとらない為、とても手軽に導入する事ができます。
ただ、ポット型は手軽さはありますが、浄水能力が決していいとはいえません。
なので、1人暮らしで少し綺麗な水が飲みたいという方向けですね。
逆浸透膜(RO)方式浄水器
水道水などの放射線物質が気になるご家庭にオススメなのが逆浸透方式の浄水器です。
水しか通れない特殊な膜を使用するため、他の浄水器よりも放射線物質効果を期待する事が出来ます。
ただ、逆浸透膜方式は装置がとても大きい点とろ過には時間がかかる上、廃棄水もできてしまうのと、ミネラル分も除去されてしまうため、あまり家庭向きとはいえません。
浄水器のフィルターを交換し、カビもなく水道水を美味しく飲む方法まとめ
本日は浄水器についていろいろご紹介させて頂きました♪
浄水器といっても色んな種類があり、どれを購入したらいいのか、わからなかったりしますよね。
それぞれのご家庭によって浄水器の用途は様々だと思いますので、何を重点的に考えて浄水器を使うのか?
それと、それぞれの浄水器を購入する際にはスペースや初期コスト、継続コストなどもかかってきますので一度色々と検討してみてから購入するのもいいですね♪
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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