この記事では、ふるさと納税と医療費控除を同時に利用する場合に損しない確定申告のやり方を分かりやすく解説します!
今年は沢山医療費がかかってしまったので医療費控除で税金だけでも減らしたい。けど、ふるさと納税で寄付してお肉などの特産品も沢山もらいたい!減らせるものなら誰もが税金をお得に減らしたいですよね。
そんなときは「ふるさと納税」も「医療費控除」も同時に確定申告してしまうのが一番お得です!
ふるさと納税のワンストップ特例ができなくなったり、寄付の限度額が変わってしまうなど注意点もありますので、順番に解説していき、一番お得に節税する方法を分かりやすく解説します。
目次
ふるさと納税の仕組みと限度額の計算
ふるさと納税を簡単に説明すると、あなたが好きな自治体に寄付する代わりに、【寄付した金額-2,000円】を税額控除しますよという制度です!
たとえば50,000円分の寄付したとします。
2,000円は自腹になりますが、それ以外の48,000円分税金を安くしてくれるのです。
これだけだと2,000円損しちゃうように見えますが、ふるさと納税は各自治体ごとに特産品(例:お肉、お米など)をお礼の品としてもらえるのです。お礼で貰える品の価値は、だいたい寄付額の4~5割程度の価値があることがほとんどです。
つまり実質自己負担は2,000円で、20,000円~25,000円分の特産品がもらえる制度なのです。
ふるさと納税を利用しない手はないですよね。だからこれだけ盛り上がっております。
確定申告や年末調整の時期によく耳にする「医療費控除」とは
確定申告や年末調整の時期になると、会社など周りの人から「医療費控除」と言う言葉をよく耳にしますよね。
簡単に解説すると、医療費控除とは、家族(正しくは生計を一とする者)みんなでかかった1年間の医療費が10万円(課税所得200万円未満は所得の5%)を超えた場合に利用できる所得控除制度です。
確定申告をすることで、10万円を超えて実際に負担した医療費分を所得控除することができます。
たとえば、一家で1年間に20万円の医療費を負担した場合には、10万円を超えた分の残りの10万円分を所得控除することができます。
いろいろ体調不良が重なって医療費がかかってしまった場合はぜひ利用したい制度ですね。
ふるさと納税と医療費控除を同時に利用できるの?
結論から述べると、同時に確定申告できます。
ただし両方の制度を利用する場合は、ふるさと納税に2つの影響を及ぼします。
ふるさと納税の便利な「ワンストップ特例制度」が使えなくなる
1点目が、「ワンストップ特例制度(申告不要制度)」が利用できなくなります。
2015年の4月から導入されたワンストップ特例制度とは、簡潔にいうと年間で5自治体までの寄付であれば、確定申告しなくてもいいという特例制度です。確定申告に不慣れなサラリーマンなどに人気の制度になります。
そのワンストップ特例制度が医療費制度に引っ張られ、ふるさと納税も確定申告しなくてはいけなくなります。
一番注意しなくてはいけないのは、その年の当初は医療費控除を使う予定がなく、ワンストップ特例制度を利用してふるさと納税を実施していたが、後半にかけて突然の入院や手術などで医療費が10万円を超え、医療費控除を利用することになった場合です。
ワンストップ制度で既に申請をしていたとしても、医療費控除の確定申告のときに再度ふるさと納税の確定申告も実施しなくては、控除はされずただ寄付だけした人になってしまいます。
この事態は絶対に避けたいですよね?笑
医療費控除で確定申告する場合は、たとえワンストップ特例制度を利用していたとしても、必ずふるさと納税で寄付した金額も確定申告するようにしましょう。 重要!
これ非常に重要です。
ふるさと納税の寄付の限度額が2%下がる
2点目が、収入によって決まる寄付の限度額が、医療費控除申告額の約2%分下がってしまいます。
平均的なサラリーマンの寄付の限度額がだいたい5万くらいなので、「5万円の2%で、1,000円程度」寄付の限度額が下がってしまいます。(一例です。収入により金額は異なります。)
そのため、限度額ギリギリではなくて、数千円ほど余裕を持って寄付していけばなんら問題はありません。
それ以上に医療費控除で節税できる金額の方がはるかに大きいので、医療費控除もふるさと納税も確実に確定申告を実施していきましょう。
ふるさと納税も医療費控除も同時に確定申告したい場合のまとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にこの記事の重要な点だけおさらいしますと、
【まとめ】
①ふるさと納税と医療費控除は同時に利用できる
②ふるさと納税と医療費控除を両方とも利用する場合は、両方とも確定申告しないと税額控除を受けられず損してしてしまう
③医療費控除を利用するとふるさと納税の寄付の限度額が2%ほど下がってしまうので、限度額ギリギリではなく数千円余裕をもって寄付すると損しない
以上になります。
ふるさと納税も医療費控除も支払う税金を安くできるお得な制度なので、しっかりと利用していきましょう。
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では、また明日!
by どなてろ(@Donatello_happy)