この記事では、七五三で祈祷しないで神社でお参りだけする方法を紹介したいと思います。
「七五三でご祈祷を受けずにすます方法はないの?」
ご祈祷には初穂料というお金を神社に支払わなくてはならないし、とってもこの時期は混雑します。そんな中、祈祷するよりもお参りだけサッと済ませたい!と思いますよね。
そこで今回は、神社でご祈祷を受けずに、お参りだけする七五三のやり方をまとめました。
目次
七五三とは
七五三とは、古くから伝わる日本の年中行事の1つで、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
ただ、実際には、あまり知らない…具体的になにする行事なの?
何をどうしたらいいか分からないことが沢山ありますよね。
七五三とは、簡単に言えば子どもの成長の祝い。
数え年で、男の子は3歳、5歳、女の子は3歳、7歳の11月15日に晴れ着姿で神社などで「七五三詣で」を行い、ご報告、感謝、成長の祈願を行う奉告祭のことです。
七五三ですることとは具体的には何?1日の流れ
七五三、お参り当日の流れをおおまかにご紹介します。(地域によっては、慣習・行事が異なり、それに合わせた予定になります。)
七五三の着付け・ヘアメイクの準備
袴・着物の場合→こどもの着付け、ヘアアレンジ、お化粧の支度。
袴や着物の場合は、身につけるものが沢山ありますので、自分で行う場合は事前に練習しておくと安心です。
洋装の場合→お子様が活発な子の場合などは、あえて洋装を選ばれる方も多いようです。
かなり準備が楽になりますが、お化粧やヘアセットなど綺麗にしてあげてください。
また、最近では神社によっては、袴や着物をレンタルしてくれるところもあるみたいです。
他にも美容院で着付けからヘアセット、メイクまでお願いしたり、フォトスタジオを利用されるご家庭も増えているみたいです。
特にフォトスタジオなら前撮りとセットでしてもらえるところが多いので便利ですね!
七五三で神社に参拝と初穂料
神社の本殿で七五三の祈祷を受けます。
祈祷を受けるには、神社に「初穂料(はつほりょう)」を支払う必要があります。
初穂料の相場はだいたい5,000円~10,000円とけっこう高いですよね。
ですから、祈祷を省略してその分写真や食事にお金をかける家庭が増えているみたいですね。
七五三の記念撮影
神社でのお参りの後に、写真館やフォトスタジオなどで写真撮影となります。
事前に前撮りを済ませている場合は省略できます。
またこの頃になると、慣れないことを一日中しているこどもにとって疲れもピークになってきますので、様子を見ながらおこなっていくといいかもしれません。
最近では、当日ドタバタすることやこどもの体力を心配し、記念写真撮影だけ事前に行う家庭が多いようです。
また、お子さんが小さい家庭では記念写真撮影のみされることもあるようです!
七五三のお食事、お祝いの席
普段よりも豪華なレストランやお食事処、ホテルなどでお祝いの会食を行います。
お家で出前を取ったり、ホールケーキなどを用意するのも特別感が出ていいでしょう。
七五三で神社にお参りだけして祈祷なしで済ますのはあり?なし?
ここまでは、一般的な七五三の大まかな流れをご紹介させて頂きましたが、なかなかそんな時間がとれない…スケジュールが合わない…といったお忙しい方もいらっしゃるかと思います。
気になってくるのが、「七五三って、必ず11月15日に行かないといけないの?」という疑問です。
ご家庭によって事情は様々あるかと思いますので、前後1.2ヶ月にあたる9月〜12月初旬ぐらいで、お子さまや家族のタイミングにお参りをしたり、写真を撮ったりしましょう。
混雑期を避けてのお参りも!!
11月15日の前後になると神社も混雑しますので、ゆっくり参拝したり、記念写真撮影などをされたい方は、時期をずらすのもおすすめです!
“七五三で神社にご祈祷はせずに、お参りだけするのは非常識??ありかなしか…”
答えは、ありです。
ご祈祷は受けても受けなくてもどちらでもかまいません。
最も大切なのは、《こどもの成長を実感して喜ぶこと》ですよね。
七五三はお参りしないし、食事もしないで、写真だけでも大丈夫?
最近の家庭だと七五三を写真だけですませる家庭も増えてきています。
時期もきっちり決まっているわけではないし、やり方も人それぞれなんですね。
ですから、写真だけでも問題ありません。
ただし、子どもの成長を祝うイベントなので、写真くらいはちゃんと撮って、思い出に残す方がいいでしょう。
続いて、神社にお参りだけする場合の流れと注意点をご紹介します。
七五三を神社にお参りだけする場合の流れや注意点
「お参りだけの場合は、何を着ればいいんだろう…」
服装に関しては、「神様に対して失礼のない服装で」が重要です。
普段着のようなTシャツにデニム、サンダル…なんてカジュアルな服装は絶対にNGです!
女の子なら、ワンピースが断然おススメです!色は落ち着いた白、黒、紺色が良いでしょう。
華やかさを足したい場合などは、胸にコサージュなどを付けるのもいいと思います。
男の子なら、襟付きのシャツに、ネクタイをつけるだけでもサマになります。
親の服装はどうあるべきか。
基本的に、父親はフォーマルスーツが無難です。
母親は、フォーマルスーツ、ワンピースやスカートにジャケットがおすすめです!
家族全体のバランスをみて、ちぐはぐにならないように注意して下さいね。
ちなみに、ご祈祷しない場合の手続きなどは特にありません。神社に連絡せずただお参りしにいけばいいだけです。
七五三で祈祷しないで千歳飴も用意しない方法
今の世の中は色々な価値観がありますよね。最近では時代が変わり、色々な年中行事や冠婚葬祭がカジュアルになりつつあるようです。
七五三のスタイルもご家庭によって様々です。
一番大切なのは、こどもの成長をあらためて実感する気持ちだと思います。
あまり形式にとらわれすぎず、気楽に自分に合ったやり方で、年中行事を楽しみたいですね。
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