この記事では、飼っているカブトムシを長生きさせるためにおすすめの餌を紹介します。
今では外で遊ぶお子さんを見る事も少なくなってきましたが、私が小さい頃はよく公園などに行って蝶を取ったり、シロツメクサで王冠を作ったり、カブトムシを取ったりしていました。
今でもカブトムシを採ってくるお子さんも居るのではないのかなと思います。
とりあえず、採ってきたカブトムシをとりあえずカゴに入れておけばいいんじゃない?と考えている方もいると思いますがそれはNGです。
餌を与えていなかったり、虫かごを置く場所によっては早く死んでしまいます。カブトムシもちゃんとした生き物なのです。
猫や犬のように、散歩やじゃれあいはないかもしれませんが、ちゃんとしたカブトムシの飼い方の知識を知った上で飼ってあげましょう。
きゅうりやスイカなどは与えてはいけないが、逆にバナナなどを与えると寿命が延び長生きできるなど、私たちが持っているカブトムシの餌の好物のイメージとかけ離れている部分があります。
今日は、そんな「カブトムシの餌やり・飼育方法」についてご紹介します♪
目次
カブトムシの寿命ってどれくらい?死ぬ前に前兆(兆候)はある?
幼虫からカブトムシを育てている家庭もあるかもしれませんが、大体が成虫のカブトムシを売っていたり、採ってくる所がほとんどだと思います。
あまり知られていないカブトムシの寿命ですが、いったいどれくらいあるのか?
実は、カブトムシの成虫の平均寿命は「2ヵ月~3ヵ月」しかないんです。
時期は夏休みの終わりごろの8月下旬~遅くとも10月下旬ごろには命の終わりを迎えます。
人間に比べたら本当に短い命のです。
カブトムシのオスとメスの寿命の違い
カブトムシは、オスとメスで寿命も違います。
オスは1ヵ月半程、メスは2カ月半近く生きる事もあります。
比較的、メスの方が寿命が長いです。
人間の感覚でいえば、育児があるからメスの方が長いのかもしれませんね。
メスは産卵で体力を消耗はしますが、それでもメスの方が寿命が長いです。
産卵をさせない場合は、もっと寿命が延びる事もあるそうですが、カブトムシはストレスに対してとても敏感なので、ストレスを感じることで寿命も短くなってしまうようです。
ストレスで寿命が短くなってしまったら、私なんてもう生きていられないですね(笑)
ではそんなカブトムシが死ぬ前に行う行動とはどんなものがあるのでしょうか?
カブトムシの死ぬ前の兆候:土の中にずっと潜っている
これは主にメスに現れる症状で、オスは角が邪魔なためこの行為が行えません。
オスの場合はマットの下や落ち葉の下、木の上にいます。
これは動きが鈍くなっており休んでいる状態です。人間によく似ていますね…。
カブトムシの死ぬ前の兆候:ひっくり返って起き上がれず足をバタバタさせている
時々、ひっくり返っているカブトムシを見る事がありませんか?
これはホームセンターで見かけたら要注意です。
原因として、寿命により体力と元気がなくなり、左右のバランスをとれなくなっているためです。
また、バタバタさせることにより一気に体力も減らしてしまい寿命が短くなると言われております。
カブトムシの死ぬ前の兆候:餌を食べる量が減っている
これはどの生き物にも言えることかもしれませんが、比較的年齢が高くなってくると餌やご飯の食べる量が減ってきます。
以前よりも明らかに量が減っている場合は寿命が近いのかもしれません。
以上の症状が多数見受けられる場合は寿命が近い証拠です。
できるだけストレスを与えず、天寿を全うさせてあげましょう。
また、このような兆候が見られた場合には、購入しないように気をつけましょう。
飼ってもすぐに亡くなってしまったら悲しいですからね。
カブトムシに適する餌3選!バナナもおすすめ
寿命が近づいてくると、餌の食べる量は減ってきますが、最初からそうというわけではありませんよね。
しかも、最初からどんな餌を与えるかで長生きするかどうかも変わってくるようです。
ではどんな餌がカブトムシが長生きするのに適しているのでしょうか?
カブトムシを長生きさせるための餌:昆虫ゼリー
これは王道ですね。昆虫ゼリー。
夏のカブトムシの時期になると、ホームセンターやスーパーの昆虫コーナーとかで普通に売っていますね。
昆虫ゼリーの利点と言えば、腐りにくく保存がきく所ですね。
たくさん買っておいても、そこまで場所も取りません。
基本的には昆虫ゼリーで育てるカブトムシが一番長生きします。
こちらは、Amazonでベストセラー商品でもありオススメですので、ぜひ見てみてください♪
カブトムシを長生きさせるための餌:リンゴ
これも結構知られているかと思います。
漫画やドラマなどでもよくリンゴを与えているシーンは描かれていますよね。
リンゴも手軽にスーパーでいつでも購入する事が出来ます。
ただ、ゼリーと違って包丁で切ったり、皮をむいたりしないといけませんので多少の手間はかかります。
お子さんへリンゴをむいてあげるついで!の感覚でもいいかもしれませんね。
カブトムシを長生きさせるための餌:バナナ
実は驚きのアノ食材が長生きのために適している食材だったんです。
そう、バナナなんですね。
すーっごく意外じゃないですか?
カブトムシにバナナってあまり聞かないですよね?
ではなぜバナナがいいかというと、動物性たんぱく質が豊富な点と柔らかくて食べやすいからなんです!
しかし、実際バナナを餌として与えた事で寿命が延びた例もあるようです。
果物のため、こまめな管理は必要ですが、バナナが一番餌としては優れているので長く生きてほしいのであればバナナをあげるといいですね。
カブトムシの餌できゅうりは適さないってホント!?
先では、適した餌についてご紹介させて頂きましたが、反面与えてはいけない餌とは?
実は、意外なきゅうりなどが餌としては与えてはいけない物なんです。
カブトムシに与えてはいけない餌(食べ物):スイカ
実は、あのカブトムシの餌の代名詞とも言えるスイカが実は与えてはいけない餌なのです!
これは正直私も意外でした。
結構スイカの上にのってるカブトムシ~とかの絵がありますよね。
もう夏と言えばスイカ+カブトムシッぐらいのレベルで。
食べ終わったスイカの皮の上でずっとじっとしてるカブトムシが容易に想像できます。
スイカが駄目な理由の一つとして、スイカは水分が多い野菜であること、また、スイカの匂いがカブトムシが苦手なのもあげられます。
カブトムシはストレスでも寿命を縮めてしまうことから、オススメは出来ません。
正直私の家では、我々が食べたスイカの残りをよくカブトムシの餌にしちゃっていました。
カブトムシに与えてはいけない餌(食べ物):きゅうり
そして、なんときゅうりも駄目なのです!
もう当たり前のように思われている餌が駄目ってなってくると無意識に私たちが酷い事をしているのだと痛感してしまいますね…(泣)
そして、どうして上記の二つが駄目なのか?と言いますと、共通点があります。
それはさきほども言いましたが、ズバリ「水分が多い」のが理由です。
水分が多いため、どうしてもカブトムシのする尿の量が増加します。
そしてその結果、餌箱の中が不衛生になり、菌が増殖します。
もちろん餌箱などを綺麗に掃除する事である程度の改善は見られますが、通常よりも多い量を排出するため、あげるのとあげないのでは大きな差がでます。
なので、あまり水分多いスイカやきゅうりは餌として適していないんですね。
小さい頃の私と同じミスをしないように注意しましょう。
カブトムシが餌を食べないのは寿命の兆候?長生きにおすすめの餌まとめ
今回は、カブトムシの飼育についてご紹介させて頂きました。
いかがでしたでしょうか?
今回、意外な発見が多かったのでは?と思います。
特にきゅうりやスイカが駄目なのは意外でしたね!
最初知った時に私の中ではバナナが一番驚きましたけど…(笑)
その他にも、飼育ケースの温度や湿度、置く場所なども寿命に大きくかかわってくるので、飼育される際には十分気配りをしてあげてほしいですね♪
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