この記事では、赤ちゃんと飛行機に乗るときに注意しなくてはならない、「耳抜き」「授乳」「おむつ替え」「寝かせ方」について分かりやすく紹介します。
子どもが赤ちゃんの間は、迷惑になるし、大変なのでなるべくなら飛行機に乗せるのはやめておきたいなと思いますよね。
ただ、どうしても飛行機に乗らなければならない時もあるし、小さい頃から親子で楽しく旅行にも行きたいなと思うこともありますよね。
赤ちゃんが飛行機に乗るときに泣いてしまう原因は、「耳抜きができず、気圧の変化で耳が痛いから」、「座席でなかなか授乳できずお腹が減って」、「お漏らししてしまった」、「興奮状態でなかなか眠れず」などが考えられます。
初めて赤ちゃん連れで搭乗する場合は、このようなことが非常に心配になってしましますよね。
赤ちゃんが泣いてぐずり周りの人に迷惑をかけないためにも、事前にできる準備や飛行機内での対処法を学んでおきましょう。
目次
赤ちゃんは飛行機内での耳抜きをいつまでにするのがベストタイミング?
赤ちゃんの飛行機での耳抜きのタイミング
赤ちゃんの中には、気圧の変化が気にならない子も稀にいるようですが、気圧が変化すると泣き始めてしまう子が一般的です。
それは、赤ちゃんは耳抜きできないからですね。
そのため、気圧が大きく変化する、飛行機が離陸する時と、着陸する時の2回、自分でできない赤ちゃんに対してお母さんが耳抜きをしてあげなければなりません。
では、赤ちゃんの耳抜きはいったいどうすればできるのでしょうか?
いくつかおすすめなやり方を紹介します。
飛行機での耳抜きの方法1:授乳
大人と違って、自分で唾を飲むことができない赤ちゃんには、授乳して耳抜きするのがおすすめです。
そのため、飛行機が離陸する時間を逆算して、ミルクの時間を計算しましょう。
飛行機での耳抜きの方法2:食べ物や飲み物を与える
授乳以外にも、何か食べ物を与えたり、飲み物を飲ませてあげると赤ちゃんでも自然と耳抜きしやすくなります。
離乳食などをすぐ食べれるように準備しておきましょう。
また、お菓子を食べられるくらいの年齢の赤ちゃんであれば、食べている間は静かになるので、このタイミングであげるといいです。
飛行機での耳抜きの方法3:おしゃぶりを吸わせる
ご飯の時間が終わってしまったと言う場合には、「おしゃぶり」を吸わせるのも一つの手段です。
もしも、おしゃぶりがない場合は、ママの指を吸わせてあげてください。
それだけでも、耳抜きの効果が期待できます。
飛行機での耳抜きの方法4:耳の辺りを冷やす
その他、耳の近くを冷やしてあげるのも効果的です。
機内に乗り込んだら、頃合いを見計らってCAさんに、保冷剤や氷など冷やす道具をお願いしておくといいです。
3歳以上の赤ちゃんには耳栓がおすすめ
生まれたての赤ちゃんの場合、耳栓はできませんが、3歳くらいになると子供用の耳栓ができるようになります。
耳栓を付けとくだけで、かなり不快感を取り除いて上げられるので、ぜひ試してあげてくださいね。
飛行機内で授乳する場合の座席は通路側がおすすめ!ミルクを飲ますタイミングはいつ?
先ほどの耳抜きのところで説明しましたが、赤ちゃんにミルクを飲ませるベストなタイミグは、離陸時と着陸時です。
それ以外の場合ですと、機内食が配られて、少し機内が落ち着いた頃合いを見はかりましょう。
授乳するには通路側の座席がおすすめ
赤ちゃん連れで飛行機に乗る場合におすすめの座席は、前方の通路側です。
理由は、赤ちゃんが泣いたときにすぐに立ち上がって移動できるためです。
これは窓側の座席だと、なかなかできません。
また、前方の座席であれば、CAさんもすぐ近くにいるので、何かと対応していただけます。
その他、窓側のせきは、エンジン音がうるさかったり、意外と外が寒かったりするので、赤ちゃんの機嫌を損ねやすいです。
ミルクは飛行機内で作れるので準備を忘れずに!
授乳でなくミルクを飲ませる場合には、事前に、哺乳瓶に粉ミルクを1回分用意しておきましょう。
だいたいの航空会社で、CAにお願いすれば、お湯でミルクを作ってくれます。
ただ、お湯をくれるだけで、哺乳瓶や粉ミルクの用意はないので、忘れずに機内に持ち込みましょう。
赤ちゃんの飛行機でのおむつ替えの方法
飛行機でおむつは貰える?
航空会社によっては、紙おむつのサービスを受けられるところがあります。
ただし、サイズなど種類は選べないですし、あくまで非常用なので、できれば履きなれたおむつの用意をしておきましょう。
おむつの交換はトイレでするの?座席でするの?
おむつ替えをする場所は、飛行機のトイレの便器の上におむつを交換する台が備え付けられているので、そちらを必ず利用しましょう。
決して、座席での交換は閉鎖されている狭い空間なのでしないでください。
ただできれば、飛行機のトイレを使用出来る時間は限られているので、なるべく、空港でオムツ替えをしてから搭乗するのがベストですね。
飛行機で交換したおむつは捨てる?持ち帰る?
結論から言うと、交換したおしめは、トイレのゴミ箱に捨てて問題ないです。
捨てる際は、マナーとしてビニールに包みましょう。
そのまま捨ててしまったら、トイレの中が臭いで充満してしまいます。
もしも、ビニール袋がない場合には、客室乗務員におむつを捨てたい旨相談しましょう。
赤ちゃんの飛行機での上手な寝かせ方
飛行機搭乗前にしっかり遊んで疲れさせる
飛行機に乗る時間が決まったら、それに合わせて生活のリズムを作っていきましょう。
なるべく、飛行機に乗っている時間帯にお昼寝や就寝時間を持っていくように日常生活で心掛けておきます。
よちよち歩きが出来るくらいの月齢の赤ちゃんであれば、空港に少し早めに行って、空港内の施設で十分に遊ばせてから搭乗するのもいいですね。
疲れてしまって、機内でぐっすり眠ってくれますよ。
うちの子どもたちは、飛行機を見るのがとても好きだったので少し早めに空港に行って、思う存分飛行機を見て走り回らせてから飛行機に乗り込みました。
おかげで、機内ではぐっすり眠ってくれたので助かりました。
飛行機に備え付けのバシネットを利用する
赤ちゃんが快適に眠れるような「バシネット(乳幼児用のベッド)」というものが飛行機に備えられている場合があります。
ただ利用制限があり、体重は10キロまでのお子さんが対象で、水平飛行時のみ使用ができます。
そして、使える座席も決まっているのでどこの座席でも使えるという訳ではありませんので注意してくださいね。
飛行機を予約する時に、使える座席を確保することとバシネットを使用する旨を、あらかじめ航空会社に伝えておく必要があります。
自宅からお気に入りのオモチャを持ってくる
赤ちゃんのお気に入りのオモチャを自宅から持ってくるのもいいでしょう。
飛行機内で少し遊んで、疲れたらそのまま眠りについてくれると思います。
お気に入りのぬいぐるみなどであれば、泣きだしてしまったとしても、ママやパパがパペットのようにして使うと気が散ってご機嫌が良くなりますね。
オモチャを選ぶ際は、音が出ないか静かなオモチャを選びましょうね。
また、幼児くらいのこであれば、絵本などを読み聞かせてあげるのも良いですね。
読んであげているうちに眠くなってしまうこともありますし、好きな絵本の場合などは、集中して聞いてくれるのでおとなしくしていてくれます。
その他、小学生くらいの子であれば、ポータブルDVDなどもあると便利だと思います。
DVDは、なるべく眠くなってしまうような内容の穏やかな物がいいですね。
飛行機で赤ちゃんにする耳抜き・授乳・おむつ替え・寝かせ方のコツまとめ
赤ちゃんと飛行機に乗るときに困るであろう、「耳抜き」「授乳」「おむつ替え」「寝かしつけ」について紹介しました。
赤ちゃんが泣くのは、仕事とは言いますが狭い空間で大泣きされてしまい、両親が開き直ったような態度でいると、機内の雰囲気も悪くなってしまいます。
一生懸命に泣かさない努力をしていると、周りの人からも気遣ってもらえます。
また、搭乗した際に周りの人に一言、赤ちゃんがいるので迷惑をかけてしまうことがあるかもしれないという趣旨の挨拶をしておくのもいいと思います。
パパやママが不安な気持ちでいると、赤ちゃんはすぐにそれを察知して自分も不安になってしまいますからね。
そのため準備も万端にして、おおらかな気持ちで飛行機に乗りましょう。
狭い空間で大勢のいろいろな人が乗り合わせる乗り物が、飛行機です。
なるべく快適に過ごせるように出来るといいですね。
今回の内容をぜひ参考にしてみてくださいね。
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