この記事では、干し柿を長期保存する方法をまとめました。
柿の木があるお家や親せき、知人から大量に柿を頂いたりした時に保存に困ってしまう柿ですが、賞味期限や保存方法に迷ってしまうことってありますよね?
もらったものをそのままにしていて、気づいたらカビが生えていたり、傷んで腐っていたりしてせっかくの柿が食べられなくなってしまうこともあると思います。
そこで今回は、干し柿の賞味期限や保存方法について、詳しくご紹介させていただきます!
干し柿の常温での保存方法と賞味期限
常温で保存する場合、干し柿はあまり日持ちはしません。
ただし、よく干している柿であれば風通しの良いところに限り、常温保存が可能です。
家にあるキッチンペーパーや要らなくなった新聞紙、紙袋などの紙類に一つ一つ丁寧に包んで、乾燥対策と湿気対策をします。
置く場所は、直射日光を避けた風通しの良い場所で保管しておきましょう。
ただし、ここまでしても乾燥はどうしても避けられないものなので、長期間の保存には常温というやり方は向いてはいません。
常温保存の場合ですと、おいしく食べられる期間はせいぜい二日、三日程度で、それ以降になるとカビにも脅かされてしまいますので注意が必要です。
紙類に包まずにビニール袋などに雑にそのまま入れて保存してしまうと、干し柿から水分が出てきて二日ほどですぐにカビが生えてしまいますので、気を付けなければなりません。
ちなみに、あんぽ柿は常温保存できないです。
なぜなら、水分量がほかの柿に比べて非常に多いため、常温保存には向いていません。
干し柿の冷蔵庫での保存方法と賞味期限
干し柿の冷蔵庫での保存での場合ですが、約一週間保ってくれます。
そのまま干し柿を冷蔵庫に入れると、白い粉がでてきてしまい、乾燥が進みどんどん固くなってしまいます。
また、干し柿はニオイを吸収しやすいので、冷蔵庫の中の他の食品のニオイもつきやすくなってしまうので注意が必要です。
冷蔵庫内で保存する場合は、常温保存の時同様に干し柿を紙類に一つずつ包み、さらにビニール袋やジップロックにいれて密封保存します。
野菜室で保存すると、干し柿が固くなりにくく保存できるのでおすすめです。
また、ビニール袋の中に脱酸素材などを一緒にいれておき、空気をしっかり抜いて保存すると常温保存に比べると比較的長持ちします。
干し柿の冷凍での保存方法と解凍方法
冷凍庫で保存する場合には、紙類で包むのではなく、ラップで丁寧に一つ一つぴったりと包みます。
この時、しっかりと空気は抜くようにしてくださいね。
そして、ラップで包んだ状態の干し柿をフリーザーバッグにいれ、空気を抜いてから冷凍保存します。
冷凍庫での保存期間は、半年から約一年もちます。
常温保存や冷蔵保存に比べるとかなり長い期間保存することが可能ですね。
なので、食べる分だけ常温保存や冷蔵保存にして残りを冷凍保存にするのがおすすめです。
解凍方法ですが、3つあります。
・常温で解凍させる方法
・冷蔵庫に移動させて徐々に解凍させていく方法
・電子レンジなどで解凍する方法
どの方法で行っても食感や味は大きく変わりません。
常温で解凍するときのコツはラップを外しておくと、べちゃっとならずに解凍できますよ!
電子レンジで半解凍すると、食感がシャーベット状になるので、また違った風に食べることもできます。
お好みの方法で、ぜひ試してみてください。
干し柿は腐るとどうなる?
高温多湿の場所に放置しておくと、干し柿にもカビは生えます。
アオや緑色のカビが生えてきてしまったときは、いったいどうすればいいのでしょうか。
もちろん食べないほうが賢明です。
少量ならば内側までは入り込んでいないので、カビの部分をしっかり除去すれば食べても大丈夫です。
ただ、全体的に大量にカビが生えているときは中まで入り込んでいる可能性が高いので、食べないほうが安心ですね。
あと、白いカビが生えることがありますが、これは柿の風味を落としてしまいますのでいくら取り除いてもおいしくは食べることはできません。
白いカビが生えたときはもったいないですが、処分することをおすすめします。
カビをそのまま放置していると、だんだんと異臭を放つようにもなってしまいます。
そうなるともう食べることはできない状態です。
渋柿には、もともとタンニンといったポリフェノールの一種が防腐剤として活躍してくれるので、腐りにくい効果があります。
干し柿の長期保存する方法まとめ
今回は、干し柿の賞味期限と保存方法についてご紹介させていただきました。
干し柿はコンスタントに食べて行ってもなかなか減らないものなので、ときに保存方法がものをいいますよね。
干し柿が一番おいしいのは常温保存の時です。
すぐに全部食べきってしまうのであれば、常温保存の方法か冷蔵保存がすぐに食べることができるのでおすすめです。
柔らかくてとろけるような干し柿を味わうことができるので、すぐに食べるときには常温保存にしてくださいね。
長期間保存常したい場合には、冷凍保存が向いているので、ラップで丁寧に保存し、解凍して召し上がって見てくださいね。
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