彼岸花の毒は触るだけでも危ない?子供がかぶれた場合の対処法は?

 

この記事では、彼岸花の毒の危険性について紹介します。

秋分の日のころにきれいに見られる秋の花と言えば…そう「彼岸花」ですね。

朱色でなんとも、魅力的な花です。

しかし魅力的なこの花は、実は“有毒植物”なのです!

知っていましたか?

今回は、彼岸花の毒の症状や毒の抽出方法について、詳しく紹介していきます。

お子さまがいたり、犬や猫などを飼っている人はとくに注意するようにしましょう。

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彼岸花の毒を口にしないように子供やペットの猫、犬には注意!

ヒガンバナは、土手や公園などの身近な場所どこにでも植わっている有毒植物です。

さらに、注意しなければいけない点は、ヒガンバナが“ある物”とそっくりで、見分けがつかないために、間違えて食べてしまうことです!

“ある物”とは…

・ノビル
・アサツキ
・ニラ

ヒガンバナ科の『葉』は、これらの植物とよく似ています!

また、ヒガンバナ科の『球根』も、ノビルやタマネギとよく似ています!

見る人がみればすぐにわかるのですが…ヒガンバナは「ノビル」や「アサツキ」とは、とくにそっくりなので見分けるのは難しいので注意してくださいね!

過去に彼岸花ではありませんが、ヒガンバナ科である彼岸花にそっくりな「スイセン」で、実際に事故が起きています。

 

【スイセン(ヒガンバナ科)で実際に事故が起きた例】

◯2008年12月茨城県の小学生で、育てていたタマネギを収穫し、味噌汁に入れて給食に出したところ、スイセン(ヒガンバナ科)の球根が入っていた。児童5人が吐き気や嘔吐を訴えた。

◯2009年4月兵庫県の施設において、スイセン(ヒガンバナ科)の葉をニラと間違え調理をして出してしまい、36歳〜60歳の男女8人が嘔吐や下痢などの食中毒症状で手当を受けた。

いずれも軽傷でしたが、このように紛らわしい植物は世の中に多く存在しています。

例えば、

・ユウガオ(有毒植物)は→  ヒョウタン

・トリカブト→  ニリンソウ、モミジガサ

・クワズイモ→  サトイモ

・イヌサフラン→  ギョウジャニンニク、タマネギ、ジャガイモ

・ハシリドコロ→  フキノトウ

などがあります。

植物をとって食べるときは、類似植物に十分注意してください!

 

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彼岸花の毒の症状とは?

彼岸花に触ると、皮膚の弱い人はかぶれることがあるかもしれませんが、触るだけでは、とくに大きな問題は起きません。

もし、かぶれた場合は、その部分をよく水で洗い流し、病院へ行って薬をもらいましょう。

怖いのは、口にいれてしまった場合の影響です!

ヒガンバナ科の植物の主な有毒成分は「リコリン」という成分です。

「リコリン」はヒガンバナの

・全草(茎・花・葉など)に含まれています。

・鱗茎(球根)には、最も多く毒が含まれています。

ヒガンバナの『球根』にはとくに注意しましょう。

例えば、あやまってヒガンバナの球根を1個食べてしまった場合の症状は、30分くらい後に、

・お腹が痛くなる

・嘔吐する

・下痢をする

などの、主に消化器系の症状が出ます。

ちなみに、大量に摂取した場合は…神経麻痺などの神経症状が起こることも考えられます。

しかし、その前に吐いてしまうことが多く、毒物が体から排出されるため、神経まで至ることはほぼありません。

なので、必要以上に怖がることはありませんが、素人が判断するのはやはり危険ですので、必ず病院に行って看てもらうことは忘れないでください。

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彼岸花の毒の抽出方法とは?

子どもやペットは公園や草むら、庭先などで、遊ぶのが大好きですよね!

私達の入れないようなところでも、平気で入っていってしまいます…

犬や猫などは、胃の消化をするために、雑草などを食べたりもしますよね。

日常生活の中で有毒植物に気をつけていたけど、子どもやペットの口に入ってしまった…

そんなときはどうしたら良いのでしょう?

そんなときは落ち着いて、子どもやペットをうつ伏せか下を向かせて抱え、背中を叩いたり、さすったりして吐かせてあげましょう。

その後は清潔にし、水分を取り、必ず病院へ連れて行ってください。

必要以上に慌てることはありません。

吐けない場合も医者に行けば大丈夫です。(下剤などお薬をもらえます)

落ち着いて対処しましょうね。

ヒガンバナの毒の症状や対処法まとめ

今回「ヒガンバナの毒の症状や対処法」について紹介しました。

あのような綺麗な花に毒があるなんて、最初は驚きますよね!

植物にはヒガンバナのように、注意しなければいけないものが他にも結構あるで注意してくださいね。

なんでも口に入れてしまう小さな子どもは、なるべくそばに寄らせないよう注意して見守りたいものです。

「きれいな花には毒がある」なんて言葉がありますが、まさしくですね。

しかし、毒があっても、綺麗なものには変わりありません。

気をつけて、口にさえしなければ大丈夫ですので、子供やペットが口にしないように注意しましょう。

今年の秋も彼岸花を眺め、楽しみたいと思います。

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